2010年4月8日木曜日

杜の垂線

小高い丘

古寂びた木立の梢を渡る
薄暮の風

少年の頃のまま、永遠のようである

ボクは再生し
ボクの人生に戻ってきた

杜の上空はこの丘の広さで
あらゆる時代の命を包容し
鈍く輝いている
一本の柱となって

今、
戻ってきた


2010.4.8

梢
posted by (C)cazusci